土用の丑は五行説の呪術‼ 平賀源内、大伴家持も過ちではないが

占いの知識

土用の丑と五行説の関係性

  土用の丑の日に、うなぎを食べる、、、についてお話しいたします。

  • 江戸時代に平賀源内が広告の一環として広めた、、、とか 
  • 大伴家持が万葉集に「うなぎは夏バテに良い」と記した、、、だから平賀源内より先だ!

 そういった説があります。

 もちろんそれらも正しい説だと思いますが、民俗学者の吉野裕子さんがいくつかの著書で唱えている、五行説に基づく呪術(じゅじゅつ)や「まじない」という解釈のほうが、実はしっくりします。説得力がある

 夏土用(7月)は火気が強いので、水気のうなぎで制化(抑え込む)する呪術です。

 夏の次は秋ですが、秋は五行のです。夏のとは相性が良くないので、それが必要・有効というわけです。

 収穫の秋は命にかかわる重大事ですから、スムーズに実り・収穫につなげるための呪術的要素が強いと考えられます。

土用とは?

 そもそも、土用とは何でしょうか? 

 簡単に言うと四季+1=五季という考え方です。四季それぞれの間に土用が挟まります。

 図解により、順番に説明していきます。

 上の図をご覧ください。十二支と方位を表した図です。南が午、北が子になります。通常の地図とは北と南が逆になっています。 ※子午線はここからきています。

 これは、陰陽配列に基づくもので、南が陽であり上に登る意味、北が陰であり下に沈む意味があるからです。

 続いて下の図をご覧ください。

 先ほどの図に1月から12月までを配しました。

 1月は丑の月、2月は寅の月、3月は卯の月・・・という事が理解できたと思います。 

 続いて次の図、↓です。

 この図は、先ほどの図に四季と五行を配しました。

 2月3月4月が春で五行は、5月6月7月が夏で五行は・・・という事が理解できたと思います。

 その季節が始まる二十四節季が立春(2月4日頃)・立夏(5月5日頃)・立秋・立冬・・・になることも付け加えておきます。

 さらに続いて↓の図です。

 ここで初めて土用が出てきました。↑の図、茶の〇で囲んだ部分が土用になります。

1月、4月、7月、10月です。各四季の最後の月がそれです。正確に言うと・・・

  • 冬土用=立春直前の約18日間(1/17頃~2/3頃)
  • 春土用=立夏直前の約18日間(4/17頃~5/4頃)
  • 夏土用=立秋直前の約18日間(7/20頃~8/6頃)
  • 秋土用=立冬直前の約18日間(10/20頃~11/6頃)

 このようになります。 四季の移り変わる時期・変化の季節といってもよいです。

  五行と四季の整合性を取らせるために無理やり土用を設けた、、、という説もありますが、季節が移り替わり、天候も不安定になる時期ですから、そこに土の五行を割り当てたという考えのほうが適切です。

 季節の変わり目は、気温や天気など自然現象も不安定で変化が大きくなりますが、それは、自然の一部である私たち人間にも同じことが言えます。

 この時期、精神や肉体が不安定になる傾向があります。

、、、話を戻します。

ナゼ?7月の夏土用だけがクローズアップされる?

 土用は一年で四回あることが分かったわけですが、何故、7月の夏土用だけ「ウナギを食べよう」というのでしょうか?

 人によっては7月の土用以外は知らなかった・・・という場合もあるかと思います。

 そこで、次の図をご覧ください。五行の相生・相剋関係の図です。

 オレンジの矢印は相生関係といって、よい関係を表します。を育て、は燃えてを生み、は灰となりを生み、から属の原料となる鉱物が生まれます。は器となりてを集めます。

、、、循環する良い関係性です。

 一方、グレーの矢印は相剋関係を表します。水は火を消し、火は金を溶かし、金は木を切り倒し、木は土から養分を奪います。土は水を濁らせてしまいます。

、、、相手を痛めつけてしまう・弱らせてしまう関係になります。

 上の図でも解説しましたが、四季と五行には関連性があります。

 春ー木、夏ー火、秋ー金、冬ー水

 ↑の様にです。そして四季が移り変わる・切り替わる時には五行も切り替わることになります。⇩の様にです。

  • 秋→冬=金→水・・・相生関係〇
  • 冬→春=水→木・・・相生関係〇
  • 春→夏=木→火・・・相生関係〇
  • 夏→秋=火→金・・・相剋関係×

 、 夏から秋への変化にご注目ください。夏から秋への変化だけが相剋関係になるので注目されました。 夏土用、つまり未の月(7月)です。

 未の正反対をご覧ください。 十二支で正反対の関係性を対冲(たいちゅう)といって、相手を攻撃し抑え込むエネルギーがあります。

 ですから、ここでやっと出てきた丑です。

 丑が未を抑え込んで、静まらせ スムーズに秋の収穫へとつなげていく呪術だという事です。

 その丑は五行の水、正確に言うと上の図で黒の〇で囲まれた水の五行であり、さらに茶の〇で囲まれた土の五行でもありますから、火の五行であり土の五行である未を抑え込めるという訳です。

※水剋火(すい こく か)といいます。

 ウナギは水生生物でさらに土の中で暮らしていますので、ピッタリです。

 という事で、夏土用にはウナギが良いのは五行説に合致しているという考えに至ります。

 もしかしたら、、、大伴家持 平賀源内 いずれもそれを踏まえていたのかもしれませんね。。。

土用の心得

 最後に、占い師目線で土用の過ごし方や心得を紹介します。

 上で記しましたように、季節の変わり目で変化の大きい時期ですから、なるべく心身を安定させることを心がけてください。

 簡単に言うと、無理をしない・・・という事です。先送りにできることは土用明けまで待ってください。 土用が明けるのは立春、立夏、立秋、立冬です。

 思考に一貫性が持てないとか、集中力が低下しやすい、体調が不安定になりやすい等があります。

 いつもよりもパフォーマンスが落ちる傾向がありますから、ぎりぎりの納期設定をしないとか、気分転換を心がける、早寝早起きで体調を整えるなどがおすすめです。

 当然、睡眠不足や暴飲暴食は通常期よりもダメージを受けやすいと認識してください。

 感情面も同じです。喜怒哀楽が過度になりやすいことを予想しておくことが有効となります。

 議論がエスカレートして喧嘩になってしまったり、必要以上に自己卑下・自己否定をして落ち込んでしまったりです。  やる気を失い堕落してしまうケースもあります。

 感情が過度にならないようにセーブする姿勢をもっていけば安泰となります。肩の力を抜いて「ああ、今、土用だったな、、、」と気楽に考えて乗り切ってください。

※西洋占星術でいうと、満月や新月前後数日、水星逆行時も似たような精神状態になりやすいです。

タブーは?

 土用なので、土関連はよくありません。

 新増改築、土に触ること(庭木の植え替え、庭石の移動、整地etc)。

 土用以前に始めた工事は土用中に継続してもかまいませんが、土用期間に「工事はじめ」はお勧めしません。

 ↑は定説で、昔から伝えられてきた事柄ですが、私個人的には

  • 髪を切らない
  • 歯を抜かない
  • 大きな買い物をしない
  • 初めてのことはしない
  • 引っ越しをしない
  • 長期or長距離旅行はしない
  • 家具の移動など模様替えをしない
  • 新しい靴や服をおろさない

 これら、いつもとは違うことをしないのもおすすめします。

土用中でも どうしてもやりたい、方法は?

 あります。間日(まび)といって、この日だけは「セーフ」という日がありますので、どうしても・・・という場合はその日を選択してください。

 次の通りです。

  • 春土用(4/17頃~5/4頃)=巳、午、酉の日
  • 夏土用(7/20頃~8/6頃)=卯、辰、申の日
  • 秋土用(10/20頃~11/6頃)=未、酉、亥の日
  • 冬土用(1/17頃~2/3頃)=寅、卯、巳の日

 これらの日は土用の期間であっても障りなしと言われています。どうしても何かやりたい・・・という場合はこれらの日を選んでください。


、、、以上のような方法で土用とうまく付き合ってください。そして、より良い日々になりますよう、運気を高めていってください。

 それではまたお越しください。ありがとうございました。さようなら

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 九星気学や四柱推命など、東洋の占いにタロットカードを合わせて判断するスタイルをとっています。

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